サラリーヒューマンの活きるつぶやき

大企業が安定しているというのは幻想になりました。ブラックとかハラスメントとかいろいろあります。会社で活きることは単に与えられた仕事をやることではありません。AIなんて出てくると単純なことは人がやらなくなります。そんな環境で活きるきっかけになればと書いています

SNSの誹謗中傷を誹謗する

朝、ネットでニュースを見ていたら、このような記事が。

 

news.yahoo.co.jp

 

お亡くなりになった原因は現在調査中とのことですが、
誹謗中傷を苦に自殺という話もあります。

 

そして、誹謗中傷に関して多くの有名人がSNSの投稿をしています。

news.yahoo.co.jp


有名人とは言え、機械でもAIでもなく生身の人間です。
中傷されたらそりゃ傷つきます。

 

自分は、テラハは見ないし、木村花さんもほとんど知らないのですが
こういう記事見ると、悲しくなります。

 

そうでなくても、5月の上旬に山梨県のコロナ患者に対してや、
芸人のナイナイ岡村氏の発言をはじめとして
新型コロナに絡んだつるし上げ(と書くのが相応しいだろう)話が多い。

 

それも、ネットやメディアで見た程度でしかない関係
例えると、蜘蛛の糸程度の細いつながりしか無い間柄で
誹謗中傷をしている。

 

相手の行為で、あなたが何かしらの被害、損害を受けるならば
考える余地はあるんでしょうが、それすら無いならば単なるいじめだ。

 


似たもの言葉1:誹謗中傷 = ハラスメント

誹謗中傷という言葉とは別に、
ハラスメントという言葉を当たり前のように聞くようになりました。

 

セクハラ、パワハラモラハラ、カスハラ、マタハラ・・・

 

何でもとりあえず「ハラ」付けとけばいいじゃね?くらいの勢い。
そのくらい、精神的、身体的苦痛を受けたことへの罪は、
今は、とても大きな話。

 

ニュースとか法制ではハラスメントに関して職場とか家庭とかに
視点が行きがちですが。誹謗中傷だって、立派なハラスメントですよ。
だって、ハラスメントの定義って相手に対する嫌がらせなんだから。


また、ハラスメント事案は、あくまで被害者の捉え方次第です。
だって、精神的苦痛って絶対的基準が無いでしょ。

 

誹謗中傷も同じ。
一般的に、名誉棄損とか業務妨害で起訴されることになりますが
投稿をした側がどんな正義感いっぱいな理屈を述べても
受けた相手の捉え方次第。

 

似たもの言葉2:誹謗中傷 = 批判?

誹謗中傷と似ているかもしれないという言葉が「批判」なのだろう。
しかし、これは全く違う。

 

誹謗中傷:
根拠ないことを言って相手を悪くいう、名誉を傷つけること

批判:
人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、
 正すべきであるとして論じること。
物事に検討を加えて、判定・評価すること。
(参考:goo国語辞典)

 

大きな違いは、発信すべき内容に根拠があるか無いか
(ただし、根拠があるからと言って全てが批判となるわけではない)。

テラハに関する投稿では以下のようなものがあったそうだ(Yahooの記事から)。

「あの口の利き方はないよね」
「花さんのことはテラスハウスファンは全員嫌い」
「テラハ史上一番最低なメンバー」
「早く消えろ」

個人的には一番上のは感想の域で、残りは誹謗中傷。
発言の根拠が感じられない。

 

アンケートでも取ってそれで全員嫌いというならばそれは批判。
内閣の支持率ってアンケートをとっているでしょ?
(記事の書き方恣意的であるけど)。


発信の責任

さて、発信した以上はそれだけの責任が伴います。


情報発信というところでは、黒川検事長の賭博に関して朝日新聞の態度。

www.asahi.com

www.asahi.com

 

謝罪記事の引用

取材活動ではない、個人的な行動ではありますが、さらに調査を尽くし、社内規定に照らして適切に対応します。また、その結果を今後の社員教育に生かしてまいります。

社説の引用

首相はきのう、黒川氏の定年を延長したことについて、「総理大臣として当然責任がある」と記者団に述べた。問われているのはその責任の取り方だ。これまでのように口先だけで済ませるわけにはいかない。

 

同じ賭博マージャンをしていた人で、自社社員は社内規定に照らして
適切に対応し、黒川氏は辞職が当然?

該当社員の処分と会社としての再発防止について公表しないと
不公平でない?
(誰がやったかとかいう個人は興味ない。会社としての動きの話)

尚、黒川氏の懲罰は人事院の指針
(懲戒処分の指針について(平成12年3月31日職職―68))だと

(9) 賭博
   ア 賭博をした職員は、減給又は戒告とする。
   イ 常習として賭博をした職員は、停職とする。

 

www.jinji.go.jp

であるので沿っているといえば沿っている。


木村花さんの件で、当人がお亡くなりになってから、
投稿が削除されているらしい。
果たしてそれが同等になる責任なのかは考えるべき話なんだろう。


それは会社勤めのサラリーヒューマンも同じ。
謝れば許されることが多いだろう。
しかし、同僚があなたの発言が原因で自殺したら?
何をもって責任をとったと言えるのだろう。
 

反射的な発信で誹謗中傷

でも正直なところ、責任なんて投稿しようとしている時に
考える人は多くないだろう。
SNS投稿などは、感情で反射的に書くことが多いのではないか
(匿名投稿であれば尚更)。

 

ぶっちゃけこの投稿も、発端は感情だ。

 

しかし、マイナスの感情をそのまま出すことが
誹謗中傷の投稿を生んでいる気がしてならない。

 

だから、投稿する前にちょっと気にしてみよう。

 

  • 投稿ボタンを押す前に深呼吸
  • 一度書いた文面を読み返してみよう
  • その投稿にある感情は何?

 

マイナスの感情がある投稿の方が拡散しやすいという検証結果もある。

 

インターネットを Windowsでアクセスする前から使っている身としては
荒んだ空間になることはまっぴらだ。