サラリーヒューマンの活きるつぶやき

大企業が安定しているというのは幻想になりました。ブラックとかハラスメントとかいろいろあります。会社で活きることは単に与えられた仕事をやることではありません。AIなんて出てくると単純なことは人がやらなくなります。そんな環境で活きるきっかけになればと書いています

ジョブ型雇用は何かの特効薬?

2020年のシルバーウィークは、電車、飛行機、自動車で満席、渋滞の
報道出ていました。経済視点では1つの良い話なのでしょう。

 

一方、平日の朝の通勤電車は8割くらいに戻ってきたかなという感覚。
ちなみにJR東では4~6月の売上は前年同時期の 34%。
7,8月でも 44%くらい。ぶっちゃけ赤字です。
終電の繰り上げや時間帯別運賃も検討。

 

それも働き方が、オフィスに皆が集まってという前提が崩れたから。
それに呼応して、雇用形態もジョブ型雇用という言葉が目立ってきました。

 

日立、富士通KDDIが雇用形態の変更を発表してますね。

 

今まで日本の会社がやっていたというメンバーシップ型雇用と
ジョブ型雇用の違いって何でしょうか?

 

インターネットで検索すればいくらでも出てきますので
詳細は譲りますが、一言いえばこんなもんです。

 

メンバーシップ型は結婚
ジョブ型は家政婦

 

結婚は昔から添い遂げるという感覚ありますよね。
(Z世代は、とりあえず結婚してダメならば
別れればいいかって感覚だそうで・・
それも今のご時世に結構似ている)
家政婦は、この仕事をやってなんぼというもの。


でもそれって人がいないと

最近のニュースを見ているとジョブ型云々を言っている
会社っていわゆる大企業。

 

中小企業でも人数が少ないところとか、いわゆる零細企業とか
まだ母数は少ないですがフリーランスは、ジョブ型というか
いろんなジョブを掛け持ちしているってところが圧倒的。
できないところは他の会社に依頼している。

 

でも、雇用とか仕事なんて、なんとなくで決めてません?
(そうでない人がいたら先に謝りますが
でも最後の決めてって何でしょう?問うてみてください)

 

メンバーシップ型とかジョブ型とか世の中で言っている
区分けでどこまで線引きできるのでしょうか?

 

メンバーシップ型は高度経済成長の時期
(昭和29年から40年中頃)に、大量生産を工場でするにあたり
地方からの多くの人を会社にいれて定着してもらうために
発達しました。

 

結局、メンバーシップ雇用型は人がそこそこいないと
成り立たないものだと思います。

 

時代にそぐわなくなったメンバーシップ雇用?

とはいいつつも、これまでの日本のメンバーシップ型雇用が
成り立たなくなるんだろうというのは想像に難くありません。

終身雇用は難しいとか言ってみたり、
希望退職を促す(強制?)会社も多い。
そして、人口の減少傾向は改善の目途は無い。


これから就職する方は大変です・・・・
なとどのんきなことを言っているサラリーヒューマンの方が
いたら注意です。

 

ジョブ型雇用は、同じ仕事ならば同じ金額のお金を払う契約です。
それは正規・非正規といった雇用契約の違いが無くなります
(諸々の保険などの話は無視して)。

 

今もらっている賃金に相応しい仕事してればいいですが、
そうでなければ賃金減るってことです。
それを明確にすることがジョブ型雇用の最初です。


でも、これってすごく大変なことです。

 

人の気質(性格、タイプ なんでもいいです)によって
できない人がいます。
いわゆる感覚でできるとか天才肌とか言われる人がそうです。

 

長嶋巨人軍名誉監督が上司だったら想像してください。
この仕事をばっとやるんだとかがつーんとやるんだとか
言われたらどうします?
ジョブ型が成り立ちません。


どうも、世間ではメンバーシップ型とジョブ型、二元論に
なっていますが、会社のあり方の問題にもなると思います。

 

聖徳太子憲法17条にもありますが
以和爲貴(和(やわらぎ)を以て貴しと為し)と言っている国です
欧米のような価値観が異なる民族が混じった中でのジョブ型とは
また違ったものになるんじゃないでしょうか。


とはいいつつも・・・

雇用形態がどう変わったとしても
より個人の力が必要となると思います

 

ちょっと考えてみましょう。

 

あなたは何を求められていますか?
それに対して何が必要ですか?
だから何をしますか?