サラリーヒューマンの活きるつぶやき

大企業が安定しているというのは幻想になりました。ブラックとかハラスメントとかいろいろあります。会社で活きることは単に与えられた仕事をやることではありません。AIなんて出てくると単純なことは人がやらなくなります。そんな環境で活きるきっかけになればと書いています

プカリと浮かぶ風車に思うこと

新型コロナ感染症の新規感染者数が増えている状況ですが
こんな記事が

news.yahoo.co.jp

東日本大震災による福島の原発事故。
復興の象徴としての再生エネルギー事業として採算が取れず撤収という話。

 

そんな事業やってるのかと調べたら
これですね。

www.fukushima-forward.jp

実証実験とあります。

JRの前身である国鉄(って忘却された言葉)のような営利事業でなく、
事業化を目指すために実際にやってみようという類。

600億円との報道も恐らく年間じゃなく7,8年くらいの総額だろう。
平均したら年間80億くらい。
まぁ600億の方が見た目のインパクト大きいから批判にうってつけ。

やったのは海に浮かぶ風車をつくったということ。


ただ、でかい。
一番大きいのが発電量が 7,000,000Wというやつで
風車の直径が 167m、中心が海抜105mにあると・・
最高点がざっくり190m

 

 と、ここに書いてあった(PDF)

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/new/information/180824a/pdf/report_2018.pdf

 

スカイツリーの半分弱くらいの高さ。
そんなのが地上建物のように基礎を作って建築するのではなく、
海に浮かんでいると。
そう考えるとすごいわー

100年に一度の台風なんてきたら倒れるんじゃね?
海の上だから妨げるものないので、もろに風雨を受けるでしょとか思いつつ


報告書を見る限りでは(2018年の報告なので古い)
維持管理に金がかかって、発電したものを売った金よりも
維持費の方が高いらしい。


実証実験の是非

国が行う実証実験という枠組みは、良し悪しがあると思います。
勝手に思うのはこんな感じ。

いいところ

  • 研究以上、事業化未満の部分を担う
  • 民間1企業ではできないことができる


悪いところ

  • 予算ありきなので、消化が必要
  • 途中で中止が無い(ことが多い)
  • 実験の結果が、その後トータルに活かせるか微妙(権利関係的に)

 

まぁ国の事業だからって面もあるのですが、
ただ、その辺のビジネスと同じように600億円投入したのに撤退?という
感じの記事はいまいちに思う。

いや600億あれば他にやることあるだろ?って話もあります。
このコロナ感染症の拡大懸念時期に、医療従事者の貢献に
何か報いているのかという話はある。

とはいっても電気無ければ、医療もできないのも事実
再生エネルギーの主流は太陽光ですが太陽光パネルの多くは中国産。
昨今の中国の動きを考えると、それってどうなん?という部分もある。
それをうまく舵取りするのが国の役目なんでしょ。
DXばっか目がいっているとか、GoToに固執しているとか危ない?
(そこだけ切り取って報道する側もね)。

 

会社でも実験はしないと

会社でビジネスアイディアとか募集するところって多いと思う
が、

「これどのくらいの売上になるのか?」
「これどのくらいの費用削減になるのか?」

ってのも出さないと、検討の土俵に上がらないところも多い。
それは最後には必要ですが、アイディアを実験する段階ならば
そこまで考えんとやらせてくれないのか?
と言いたくなる人もいると思う。

600億円で実験をという会社はそう無いです。
トヨタ自動車くらいじゃない?ニュースになるくらいの実験しているの
会社でもちょっとした実験はやればいいんだろうと思います。


いちサラリーマンのたわごとかもしれません。
が、生物が生き残る条件は変化に適応できること。
変化だって、何がいいのか試行錯誤して変わっていくんだから。
今できているビジネスと同じ感覚で取り組むと全部つぶれて先細りませんか?


会社勤めのサラリーヒューマンも同じでしょう。
ちょっとした変化をもたらす実験はできると思います。

 

ちょっとしたことならば、身構えなくてもできると思う。
ちょっとの後で何かが変わったらラッキーくらいの感覚で。

 

ラッキーがもらえそうな実験って何ですか?

 

ちょっと考えてみませんが