サラリーヒューマンの活きるつぶやき

大企業が安定しているというのは幻想になりました。ブラックとかハラスメントとかいろいろあります。会社で活きることは単に与えられた仕事をやることではありません。AIなんて出てくると単純なことは人がやらなくなります。そんな環境で活きるきっかけになればと書いています

組織は船と同じ

5月25日に緊急事態宣言が前面解除されてから一ヵ月が過ぎました。
ニュースでは、東京都で50名前後の感染者が日々発生している状況。

 

「夜の街」とか「職場クラスター」とか・・言葉ばかり出ていますが
要は、感染者の近くは感染確率が高いということ。
それは風邪と何ら変わらない(症状とかは全然違いますよ)。

 

ウィルス騒ぎから、組織って何だろうってふと考えました。


組織は船と一緒

4月16日、緊急事態宣言で不要不急な活動が
全国で自粛となったのですが。


国内で感染が確認されたのは1月16日

その間、日本ではどんな動きをしていただろう。

 

参考:

www.newsweekjapan.jp

 

ja.wikipedia.org


単なる疑惑でしかないが、
ウィルス発生源である中国からの渡航制限が遅れたのは
インバウンド需要惜しさとか、
習近平中国最高指導者の訪日を配慮したという話がある。

 

toyokeizai.net

www.jiji.com


東京都のコロナウィルス自粛の本格化も、
東京オリンピックの延長が決まってから
との話がある。

 

diamond.jp


その推測がまぁ正しいという前提での話であるが
そこから想像できるのは、

 

中国は重要な市場だから機嫌を損なわないように・・・
オリンピックで盛り上げよう・・・

 

とか思惑が国や東京都にあって、それがコロナウィルスごときで
止めるわけにはいかないという思いが組織の中にあった?とか

その根底に、ある考えはこんな感じ。

 

  • 今までがそうだったから、これからもうまくいくに違いない(一貫性の法則)
  • 折角ここまでやったから、そのまま続けたい(サンクコスト効果)

 

だから、コロナウィルスは脇において・・・
・・・と思うことにしようと。

 

そんな考えがどうにもならなくなってから
大きな方向転換をすることになるわけで。

とはいっても、方向転換を明日からいきなり変えるというのは
とても難しい。だんだん変わっていくことになります。

それは船の動きと似ています。

船の大きさを組織の大きさと思ってみてください。
手漕ぎボートならば方向変えるのは簡単です。
ダイヤモンドプリンセスのようなクルーズ船だとそう簡単には変わりません。
その方向を決めるのが船ならば船長だし、会社ならば社長です。

 

例えば在宅勤務。
自粛でスムーズに在宅勤務にシフトした会社があります。
そして、解除後も在宅勤務を継続する企業もあります。

 

組織=船 の理屈からすると、うまくいったところは
あらかじめ在宅勤務という方向を用意していたかところが
多いと言えます。
そして急に舵をきれるだけの身軽さがあった。

 

現状を認識して動きを決める

ただ、船長だって自分1人で全てを知って方向を決めることはできません。
エンジンの様子とか天候とか周りの障害物の存在とかを
それぞれが客観的なデータを提供してくれるので船長が判断できます。

会社だって同じ。
部下から客観的なデータを提供しないときちんと動けません

 

社長でなければ、社長に客観的なデータを提供するのが
サラリーヒューマンのすべき事です。


ただ、難しいところがあって

 

・それは客観的なデータ(事実)でしょうか?

 

ということを問わないといけません。

 

例えば、

 

「皆が、在宅勤務しています」では、客観的ではありません。
「取引先の90%が在宅勤務しています」は、客観的です。

 

客観的とは、誰でもそうだねーと理解できることです。
数字を使うことを言われますが、単に分かりやすいからです。

 

しかし、世の中には、何でその判断が今出るかなー?と
理解できない人はいます。まあ、こっちが理解できないだけで、
当人は何かしらの基準で行動を決めています。


安部首相の意思決定の意図をすべて理解できます?
トランプ大統領の意思決定の意図をすべてを理解できます?
中国が尖閣諸島で日本漁船を威嚇している意図をすべて理解できます?

 

それはそれとして、
そんな時は、ちょっと考えてみましょう。

・あなたが会社で得たいものは何ですか?
・それは今でないといけませんか?
・それは他の方法では得られませんか?
・それは他の得たいものと比べてどのくらい大切ですか?


それで得られた答えから、また手を考えてみましょう。
同じ手を毎度使うこともありません。