スケジュール推し・・じゃない
今回は働いている会社の話
入社1年目社員の動きが期待通りでなく
(複数の人から複数の仕事の指示がでているのもある)
指示をどうするかという話
マネージャー「スケジュールはどうなっている?」と質問し
相談した人「それは無い。当人の状況を見て判断している」と答えると
マネージャー「それは違う。まずはスケジュール作らせろ!」と強く主張
一応スケジュールをたてることになったが、寝覚めが悪い相談者
うーん、まずはスケジュールという思考に違和感を持った。
スケジュールの罠
スケジュールが不要という気はない。
時刻表もスケジュールと言えるけど
時刻通りに運行している鉄道会社はすごい。
スケジュールは、多人数が共有するとか、
進捗を書き込むと管理しやすい。
内容を構造化できる便利なものである。
だから、IT業界ではスケジュールと言われるのが常だ。
WBS(Work Breakdown structure)なんてものもある。
WBSとは?作り方の基本とガントチャートとの違いを解説 | Backlogブログ
これは漏れなくやることをきちんと構造化するもの。
実は、スケジュールを作るという行為は前提がある。
最後までやることと時間を見通せること
それは、その仕事に対して知識があること。
例えば、新型コロナウィルス収束スケジュール
推定できる人います?
多くの人は「分からない」としか言いようがない。
だって知らないし経験ないんだから・・・
冒頭の話もそうで
仕事をしらない入社1年目の人間に
どのくらいまともなスケジュールが作れるだろう?
スケジュールあるある
スケジュールって、こんなこともある
- 作って満足している(お守りか?)
- 最初からパクリで作っている(考えろよ?)
- 遅延を確認して何もフォローがない(それって無管理?)
- 遅延のアクションは責任追及と叱責だけ(国会か?)
- 怒られたくないからスケジュール通りと嘘をいう(偽装だね)
IT業界のスケジュールって遅れるものは少なくない
(その割に稼働日は変わらない)。
理由はさまざまだけど、最後まで見通せない。
それを作り手が頑張って間に合わせているに過ぎない
例えると、またコロナの話で、日本国内のワクチン接種スケジュール、
ころころ変わっていませんか?
(政治家は「目標」とか「スピード感をもって」とか言って
何も断言してないですけどね)
あくまで目安と思った方が精神的にはいいと思う。
金銭が絡む取引だと納期というのがあるから、
そうもいかない部分もあるけど
まぁ、どうにもならないものはどうにもならない
2歩先を見る
スケジュールを目安とするならば、実際にどう動くか?
2歩先まで見ればいいかなと思う。
2歩進んだら、また2歩分だけ考えて進む。
そして目安と比べていいのかぴったりなのかずれているのか見てみる。
ずれが大きかったら、目安を作る能力が足りないと分かる。
そのうちスケジュールもうまく作れるようになるかもしれない。
2歩先は何がありますか?