サラリーヒューマンの活きるつぶやき

大企業が安定しているというのは幻想になりました。ブラックとかハラスメントとかいろいろあります。会社で活きることは単に与えられた仕事をやることではありません。AIなんて出てくると単純なことは人がやらなくなります。そんな環境で活きるきっかけになればと書いています

総合的に判断 の不思議

一部都道府県にでている緊急事態宣言の
解除が延びる雰囲気が蔓延している

政府の人々の話で聞くのが「総合的に判断」という言葉

 

news.yahoo.co.jp

英国型に加えて、インドでの変異株は
さらに感染力が強いと言われていることを頭に置き、
より総合的に判断する(西村経済再生担当相)

 

news.yahoo.co.jp

先ほども申し上げましたように店舗数、
それから感染者数および人口比等々を総合的に判断して、
この6市ということにさせていただいたところであります
(小池東京都知事)

 

など、「コロナ 総合的に」と検索すればいくらでも出てくる。


こんな記事もある

news.yahoo.co.jp

 

 

総合的の謎

「総合的」を辞書で調べると

個々の物事を一つにまとめるさま。
ある体系のもとに、全体として大きく一つにまとめられているさま。

総合的とは - コトバンク


「総合的に判断」と聞くといろいろな判断材料があってすごいことを
決めているのだろうなと思ったりもするのですが本当にそう?

まして、コロナ禍をどう収束するさせるかなんて誰もわからない。
分かっているのは、感染しただろうという人数と
そこから派生したいろんな数字。

医療崩壊という言葉でも、病床数あれば何とかなるだろうというのが
つい最近までの政治家のお考えだったように見える。


あと、人が外出しなければ感染者数が減るよねってのは
ほとんどの人が知っている話。


政治家の皆さまの総合的ってなんだろ?


いろんな場面で、これを公表すると国民への混乱を
招くとかいう発言も無きにしもであると
もっと何か知ってるんじゃないの?とか
あらぬ想像をしてしまう


なんとなく総合的に判断と言えば、
それ以上突っ込むなよ・・・みたいな
雰囲気を醸し出しているようにも見える。
記者会見でも、記者から総合的って何ですか?とは聞かないし。

 

所詮は人

言えるのは、判断する材料は、所詮は情報であって、
それをどうこねくり回すかは判断する人次第。

例えば、晩御飯に何を食べるか?で
二日酔いの時とそうでない時とで考えるものはだいたい違う。
あと昼飯何を食べたかとか、ネットで見たものとか
こだわりとか、いろいろな要因で変わると思う。
それでも総合的に判断して晩御飯はこれ!という論旨になる
(晩御飯で総合的に判断してとかいう人を私はしらないが)。

 

判断というか決断とか考えるということも
時間帯で良し悪しがあるそうだ。

gendai.ismedia.jp



冤罪で後に無罪判決をうけたという事例も少なくないが
自白強要だったり、都合の良い証拠だけで採用するとか
警察、検察側の思い込みでという話もある。
これだって、証拠という判断材料があって総合的に判断したはずだが
結果は冤罪だったということになる。


価値観というものも、判断が変わる一因。
ワークライフバランスという言葉が出て久しいが
バランスが何か?は人それぞれ
(世間では時間だけで見ていますが)


残念ながらコンピュータのように、
同じ判断材料で同じ結論は出ないのが現実。
そこに良し悪しは無いが、結果には良い悪いはある。
だって人間だもの。

 

判断の答え合わせ

会社組織でも、判断を上司に求めるということがある
一般的に、経験年数とか役割で多少の差はある。

よく上役の思考で判断してみようとか言われるが
上役の思考がまともなのかは怪しい部分もあるだろうし
答え合わせが難しい。
そんなものはコロコロ変わる気がしてならない
唯一変わらないのは利益を上げろってことくらいだろう


という前提を踏まえた上で、自分なりの判断とのずれを見るには
良い材料だと思う。

その人の判断基準は何だと思いますか?

 

気にしてみるのも良いと思う。